オープンスクールレポート2021

オープンスクールの開始前にもう一度手順を確認。授業で習ったことを思い出しながら本番に臨みます。

血圧測定のコーナーの横には、ふだん生徒が使用している教科書や実習での物品を展示しました。

こちらが使用している教科書の一例です。看護の専門知識がつまったものなので、見慣れない用語や図解が載っています。これをわかりやすく皆さんに授業でお伝えするのがうちの先生の腕の見せ所。

このコーナーを担当してくれた1年生のメンバーです。参加者のみなさんは、1年生の測定の仕方や話しぶりなど、どのように感じました？血圧測定の手際や、緊張を和らげる雑談など、上手にやっていましたよね。

入学してから約半年でここまで知識や技術を身に付けることができました。もちろん、看護の勉強ははじめてのことです。「自分にもできるだろうか」と不安に感じる方もいると思いますが、安心してください、ご覧の通り、ちゃんと看護学生としてやっていけます。

参加された方が感じた准看生の印象や、上の写真での様子を見て頂ければ、私たちが掲げている「あなたの看護のはじめの一歩を応援します」という言葉の本気度が伝わるかと思います。

今回は感染症対策も考慮し、当初の体験講義から内容を変更しました。コロナ禍において誰もができる基本の予防法である「清潔的手洗い」を体験していただきました。感染症対策にもなるし、看護学校の講義も体験できる(実際に手洗いもっやってます)、そして参加者の皆さんの実生活でもお役に立てれば幸いです。

まず手に特殊なクリームを塗り、いつも通り手洗いをしてもらいます。そしてこの紫の機械にの中に手を差し込みと、洗い流せず手に残ったクリームがライトに反応して発光するというものです。

「うわっすごい光ってる」という状況を想定していたのですが、参加者の皆さんの日頃からの手洗いがきちんと出来ているようだったので、光り方が少なかったようです。これがコロナ禍以前だったら、洗い残しがあってもっと光っていた気がしますよね。
新型コロナウイルスのまん延により、奇しくも正しい手洗い方法とその有効性が周知されたような気がしますね。

この手洗いはコロナウイルスだけでなく、看護の場における二次感染の防止や、衛生･不潔とよばれる看護上の概念を理解する上でも非常に重要なポイントです。自分の衛生を保つだけでなく、患者さんに手洗いの有効性を伝えたりする場面も少なくないのです。

待機中の方には、いつも演習で使用している演習モデル人形や、沐浴人形を見ていただきました。大きさや重さは大人と同じくらいにできています。

こちらの人形も新生児と同じ大きさ、重さでできていて、首もすわっていない状態を再現しています。実際に抱っこしてみると、赤ちゃんが脱力した状態がよく再現されているのがわかります。

これらのコーナーを担当してくれたのは2年生のみなさんです。1年生で基礎を学び、その知識をもとに今は実践的な演習などを行っています。受け持つ患者さんに合わせた看護や心遣いができるよう日々勉強に励んでいます。

演習はグループ単位で年間を通じて行うのでグループの結束などが生まれます。実際の看護の現場でも複数のスタッフで構成されたグループで看護に臨むので、対人コミュニケーションや集団における動き方が求められます。そうしたチーム医療、チーム看護の素養を看護学校で磨いていきます。

聞きたかったことを、在校生の言葉で聞けるので納得できることが多いのではないでしょうか。

最後にオフショットを載せておきますね。なんだかんだ言って、オフショットにこそ、素の在校生の表情、普段の学校の雰囲気が写っていると思います。個人的に前准のカラーが出ていていいなぁと思います。

今回、新型コロナウイルスのまん延時期等を考慮してオープンスクールの開催日の変更等して実施しました。日程変更により参加ができなくなってしまった方にはご迷惑をおかけいたしましたが、何卒ご理解いただきますようお願い申し挙げます。

個別での学校見学は感染症対策を講じ、現在受入しておりますので、学校の見てみたい、直接先生から話を聞きたいとう方は、ご検討ください。

それではまた次回の更新で。